服装のせいで就活を辞めた先輩の話

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 こんにちは、なつめこです。
さて今回はいつもと少し違う内容についてお話したいと思います。

みなさんは就活をした経験はあるでしょうか?もうした、という方もいるかもしれないし私のようにこれからという人もいるかも知れません。
そんな中で、中学から仲の良い嫌いな女の先輩の就活話をしたいと思います。

 

 

 

 

 

 


スカート嫌い

 


私と先輩は小学校のころから家が近所でよく遊んでいました。

その時から見た目は男の子そのものでした。

昼休みには校庭で男子に交じってよくサッカーをしていました。

でも絵をかくのが好きな私に付き合ってくれたり、おままごとをすることも珍しくなかった記憶があります。

そして、私が中学に入学したときにはもう先輩はスカート嫌いでした。

というか、普段遊んでいる時の服装は男性物が多く、女の子っぽい服装が苦手だったという印象です。

でも制服はスカートなので、極限まで丈を伸ばして下にジャージを履いていました。

もちろん高校も同じ。

正直、傍から見れば先輩の着方はめちゃくちゃダサい。

でも、スカートをそのまま履くよりは何倍もマシだったと言います。

ちなみに、バイとかレズビアンではありません。彼氏がいた時期もありましたし。

ただただ女の子っぽいと言われる格好が嫌いなのです。



制服ディズニーの話

 

 


私が高校生になった時、私とその先輩とあと2人の4人でディズニーに行こうという話になりました。

そのうちの1人が「制服ディズニーしたい」と言い出したのです。

もちろん、先輩は「スカートが嫌いだから嫌。」と言いました。

でも、普段から私服の先輩の姿を知っているその子は「男子の制服で来ればいいじゃん!」と一言。

その子にとってみれば譲歩したアドバイスだと思っていたようですが、先輩の答えは

「面倒臭いと思われること承知で言うけど、コスプレとかそういう感じで男物の服は着たくない。3対1で私が男物の制服着てて、その体格が女子だったらなにかのコスプレだと思うでしょ?自分が当たり前だと思う格好をして、それが周りに変な格好だと思われるのは嫌なの。ごめん。」

というものでした。そのときは私たちにはよく意味が分かりませんでした。

確かに、背も小さく華奢な先輩には男性の制服は違和感があります。

でもそういう服装が好きなんだと思っていました。

でも、先輩の考え方は違ったんですよね。

今ではなんとなく意味が分かるような気がします。

そして、結果的に私服でディズニーに行ったのですがめちゃくちゃ楽しかったです

 

 

 



有名大学に進学

 


すこし話がずれてしまいましたが、その後都内でも有数の私立大学に合格した先輩は入学式に女性用のスーツのパンツを少し広げたタイプのものにローファーをはいて、学校ではクールな格好をして自由気ままにキャンパスライフを楽しんでいました。

めっちゃかっこよかったです。

この時の私服はTシャツにGパンのようなシンプルなものが多かったように思います。

完全に男性のものというよりはボーイッシュな女の子よりの格好になっていました。
ちなみに、先輩はめちゃくちゃ明るい人です。

交友関係も広くバイト先でもかなり信頼されているいわゆる「できる人」でした。



インターンでのスーツの壁

 


そんな先輩は、3年の夏にインターンを受けました。

先程も言った通り、先輩は有名私立大学に通っています。

その為か大手企業のインターンにバンバン参加していました。

でも、ある時参加したインターンではスーツ着用が義務となっていました

入学式にはスーツにローファーといういでたちで出席した先輩でしたが、今回は迷っていました。やっぱり傍から見たら女子でローファーをはく人はあまり見ないし、パンツもある程度すっきりしたシルエットで、そもそもスカートの人が多い。

そんな中で自分の「当たり前」を見せることに不安を抱いていたようです。

私は短期のインターンだし、とりあえずパンツスーツを貸しましょうか?と言いました。

先輩は最後まで悩んでいましたが、結局パンツスーツにパンプスでインターンに行きました。

インターンの後、ご飯に行ったときには

「こんなん履いて働くってすごいよ。○○(私)とかこれで塾講やってるの尊敬する」

と笑って言っていましたが、内心は慣れないヒールと履きなれないパンツスーツに気を取られ、十分に説明も聞けず嫌気がさしてしまったようでした。



ついにやってきた就活

 


そんな先輩にも第二の危機が訪れます。

それは就活。説明会からなにから基本はスーツ着用です。

でも先輩は、開き直りスーツにローファーで参加していました。
傍から見ていた私の個人的な意見ですが、先輩は性格的にもポテンシャル的にも受けた面接は全部受かるんじゃないかと言うぐらいできる人です。
実際書類のエントリーでは落ちるなんてことはありませんでした。
でも、問題は面接でした。
先輩は私服勤務の会社を選んでエントリーしていました。でも、面接はスーツ。

先輩は、「この格好を受け入れてもらえないならはいらない!」

と言っていましたが、面接の後先輩は泣いて電話してきました。

聞くところによると、先輩が第一希望にしていた企業の面接で先輩のローファー姿をみた面接官が
だらしがない
と言ったのだそうです。
確かに、傍から見たらちょっと変に見えるかもしれません。

でも身だしなみはきちんとしているし、格好も男性と同じ、つまり面接を受けるには問題がないのにだらしがないと言われないといけない理由はあるのでしょうか。

また、それだけでもおかしいと思うのに、顔をみてクスクス笑う様子もあったそうです。

ちなみに先輩の名誉を守る為に言いますが、化粧してもしなくてもめっちゃ美人です。

もう一度言います。めっちゃ美人です。

とまあこのように1番ひどいところではこのような感じでしたし、他の所でも口に出しては言わないものの態度で示されたり、その格好をしている理由を聞かれたりして不快な思いを沢山したそうです。

ある程度覚悟はしていたものの想像以上の扱いに先輩は内定を貰えないまま自信をなくしていきました。



でもある時から先輩は突然内定を貰うようになります。

それは、女性物のスーツを着てヒールを履いたからです。

化粧も私がしました。

でも、先輩は複雑だと言っていました。なんだかんだ見た目で判断されてしまうのだと。


 就活やめた

 

じゃあ、先輩は結局内定をもらった企業に就職したのかどうか、という話ですが結果的には見出しにもあるように就活をやめ内定も辞退しました。

やっぱり自分の本当の姿をしらない会社には入りたくないと思ったのだそうです。

じゃあ今は何をしているの?というと、実はアメリカの企業で働いています。

バイト先のつてで入ることができたそうで、服装についても理解がある、というかなんでそんなこと聞くの?という感じだったそうです笑

現在先輩は自分の好きな恰好で自由に暮らしています。

 

まとめ

今回は、服装のせいで就活を辞めた先輩の話をしました。

私は今もその先輩と交流がありますが、最近ではパンクに目覚めたようで自由度が増しましになってきていて、さらに彼氏もできたとかなんとかでルンルンです。うらやましい。

また、就活当時の話を聞いたところ今の就職先が紹介されなくても内定は辞退していたとのことで、相当嫌だったみたいです笑

でも今が一番楽しそうにしているなと感じます。

 

今後も仲良くしていきたいです。

以上なつめこでした。